釣り部

text_畝田 唯人

仲間がいるから釣りの楽しさ、奥深さが追求できる

単純そうに見える釣りだが、実は非常に奥が深いスポーツだ。互いに姿の見えない魚と人間同士が、無言の駆け引きを繰り広げる。今回、取材を依頼した大枝 祐樹さん(おおえだ ゆうき・応用バイオ科学化3年)も、数々の魚との心理戦を制してきた1人だ。

『グランダー武蔵』という釣りマンガが、雑誌で連載されていた。バスフィッシングを通じて成長していく少年の物語だ。ブラックバスの躍動感が巧みに描写された絵が印象的だった。おそらく小学校時代に愛読していた方もいるであろう。取材中も、このマンガに関する話が何度もでてきた。「あの魚を実際に見たいと思ったんですよ。友達もやっていたってこともありましたけど。道具もかっこよかったんですよね。グランダー武蔵のルアーもいっぱい買いましたから」マンガに影響を受けたから。大枝さんの釣りを始めた動機は意外と単純だった。しかし、大学で釣り部に入部したことで、釣りの本当の魅力に気づく。

合宿で行った桧原湖(福島県)は大枝さんが最も印象に残っている釣り場である。合宿では部員同士で意見を出し合い、より大きい魚を釣るための技術や改善点を見つけ、自分の新たなスキルを身につけるよい機会となる。「1人で釣りをしてるだけでは気がつかないことも多いですね。この合宿で、釣りの奥深さを知りました」本来孤独なスポーツである釣りは、個人が経験をつんで技術を磨いていくイメージがある。しかし、この部活は仲間同士で釣りの楽しさ、奥深さを追求しているところに、部活ならではの魅力を感じさせてくれる。

4月に予定されている新入生歓迎会では、マス釣りやバーベキュー大会が催される予定だ。未経験者でも、先輩たちがしっかりと指導してくれる。「かつてグランダー武蔵を読んでいた」そんな理由でもかまわない。興味がある方はぜひ訪れてみてはどうだろうか。

▲ページトップ
HOME
WEB KAIT Expressでは、過去に発行したKAIT ExpressをPDF版で閲覧することができます。
詳しくはwww.kait-express.jpまで。
Copyright